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支援について語る

おんべつ学園で行っている支援内容について取材をしました!
今回はこの人に取材しました。
「支援部の責任者をしています、藤川です。
 利用者の方から相談を受けたり、支援の組み立てや職員の勤務を調整したり、外部機関との調整を行っています。今回は「支援をする」ということについて熱く語りたいと思います!」
Q、「支援するにあたって力を入れている部分はどこですか?」
 
A、「一人ひとりのニーズに合わせて支援することは当たり前の事ですが、支援者側に余裕がないとなかなか出来ません。利用者さんの中には買い物やお散歩、コンサートに行ったり、旅行に行ったり…そういった事を一人で自分の意思で行うのは難しい方がいらっしゃいます。ご本人の身になって、その想いに気づき、少しずつでも叶えられるように努力しています。」
Q、「この仕事の大変な部分と、やりがいを教えてください。」
 
A、「利用者の方が幸せになる事が私たちの目的です。この人の幸せはなんだろう、といつも考えています。解決しなければならない様々な課題を抱えている方も多くいらっしゃいます。それは支える私たちの課題でもあり、支援員としての力量が図られる部分なのです。
 上手くいっている時、一歩前進出来た時は喜びと達成感を味わいます。遅々として進まない時は悩み、力不足を痛感します。でも利用者の方の笑顔や優しさ、ご家族の励ましや感謝に触れて、頑張らなければという気持ちになります。この繰り返しで入職してから24年が経ちました。」
Q、「地域との交流について教えてください。」
 
A、「職員の仕事は入所している方のお世話をするだけではありません。地域の方々に障がいのある方のこと、私たちの仕事をよく知っていただくこと、そして応援してくださる方を増やしていく事も大切な使命です。
 地域交流としては毎年、中学校と二日間交流会を開催したり、町中の行事やボランティア活動には利用者の方と職員とで参加したりしています。
 また、おんべつ学園が音別町に開設して28年になり、昨年、新築移転して街の中に施設が建ちました。お散歩や買い物等で街を歩いていると、お年寄りから子供さんまで、「こんにちは」と声を掛けてくださったり、お店で利用者の方が困っていたら手伝ってくださいます。釧路市内からバンド演奏やマジックショー等で毎年慰問に来てくださる方や、もちつき等の施設の行事に毎年手伝ってくださる方、作業で使う牛乳パックを届けてくださる方もいます。こういった交流をこれからも永く続けていく事が大切だと感じます。」
Q、「最後に、福祉の仕事に興味がある方へメッセージをお願いします。」
 
A、「決して誰でもできる簡単な仕事ではありません。楽しい場面での関わりだけではありません。ですが、喜怒哀楽を素直に表現出来る利用者の方々と関わる中で、心が洗われたり、優しい気持ちや勇気が湧いてきたり、人として大切な事に気付かされたり、日々新たな発見がある仕事です。多くの人に、この仕事の魅力を知ってもらいたいと願う今日この頃です。」
取材 佐々木真澄
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