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27年4月に開所した生活介護事業所あゆみ、ここでの仕事内容について、この人の取材をしました!
「生活介護事業所あゆみ、サービス管理責任者の井上です!
 今回は特に力を入れている支援内容についてお話したいと思います。」
Q.「力を入れている部分を教えてください。」
 
A.事業所を利用してくださっている利用者の方へ、情報をどうお伝えすることが出来るのか、また、その為にはどう環境を整理すればいいのだろうかと日々、試行錯誤しながら支援にあたっています。具体的には視覚的に理解しやすいよう、絵や文字などを活用した手順書やスケジュール、又、活動をどこで行うのか結びつきやすいよう活動と場所を一致させた設置であったり、併せて環境刺激に影響を受けないようパーテーションなどの仕切りを用いるなどの環境調整を行っています。そうすることで、情報が理解しやすくなり、出来ることが増えたり、チャレンジしてみたいと思えるに気持ちに繋がればと思っています。そして、自分で行えたという経験や自分はこれで良いのだと思える機会に繋がってもらうことが出来たらと思います。又、行事でも、何の催しを行っているのか分かりやすいよう視覚的な演出として装飾や衣装に少しばかり力を入れ参加して貰っています。その際には、職員も利用者の方に負けないくらい一緒に楽しませてもらったりしています。
 利用者の方にとって、そして一緒に働いている職員にとっても自分の日常が、この場所にある、そんな風に感じて貰えるよう、これからも一緒に時間を過ごせていけたらと思います。
Q.「この仕事でやりがいを感じる部分を教えてください。」

A.「年度当初、保護者や利用者の方へ職員紹介の案内をお渡ししています。それには、それぞれの職員からひと言メッセージも添えさせて貰っていますが、ある時、ほぼ全員の職員が“利用者の方の笑顔が見られるよう頑張りたい”というメッセージを書いてくれていました。そんな職員と1年間、同じ方向を向き一緒に働けるのだと嬉しく思った事があります。仕事をしていて、一緒の方向を向いていると感じられる同士がいて、そして、利用者さんファーストであると感じることが出来、そして、それにこたえて下さるよう日々見せてくれる利用者の方のとびっきりの笑顔。そんな日常がある環境で働けることが幸せだなあと思います。」
Q.「最後に一言メッセージをお願いします。」

A.「障がいのある方を支援する」と聞いても中々想像できない方もいるかもしれません。ただ、それは、障がいのある方と関わる機会が少なかったからではないかと思います。
 私たちは対人援助職として、思いやりや相手の気持ちに寄り添うという事は大前提ですが、ただ、意外と理論的に物事を考える必要があったり、日々研鑚を積まねばと自身の向上心を掻き立てられる事も多いように思います。利用者の方と携わらせて貰ってから、もうすぐ30年になりますが、いつも、自分の力が足りないと感じさせられます。少し支援がうまくいったかもしれないと思った矢先から、いやいやまだまだと利用者の方に教えられます。利用者の方は私より遥かにウワテです。そんな方たちと関わることのできる日常に、次こそは!と、頑張れる原動力を貰えます。そんな風に自分の未熟さや、そして成長したいと思わせてくれる環境で仕事ができる、こんな素敵な仕事があるということを少しでも皆さんに知っていただければなと思います。
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