「多機能型事業所大きな木」で行われている支援内容について、この人の取材をしました!
多機能型事業所大きな木 、サービス管理責任者の西です!
大きな木の特徴や力を入れている支援内容についてお話をしたいと思います。
Q.「大きな木の特徴を教えてください。」
A.大きな木は「就労継続支援B型事業所」と「生活介護事業所」を併せ持った多機能型事業所であり、障がいの程度に違いがある方々が通所されています。そしてそれぞれの事業所では、利用者さん一人一人に目標を立てて、生活の質の向上や作業技術の向上、意欲の向上、社会性の獲得等の為にそれぞれの特性に配慮した支援を行っています。特性に配慮するとは、利用者さんの中には、言葉掛けではその言葉の意味がわからず内容が上手に伝わらない方や、自分の思いを上手に言葉等で伝えられない方等がいらっしゃる為、一人一人違ったアプローチ方法が必要となります。そこで、ご本人の特性に配慮した支援が必要となります。言葉で理解する事が難しい方には絵や写真、文字等で伝える方法。又、自分が行う活動の終わりや次に行う事が分からない方にはスケジュールを提示する等、より視覚的にも分かりやすい形で支援を進めています。
Q.「力を入れている部分を教えてください。」
A.当然の事ですが、利用者さんの声を聴く事を特に意識しています。毎日利用者さんの考えている事や状態が違い、不安や不満、疑問等を感じている事に対して、時間を取り、聞き、問題解決の為の手立てを助言する事を意識しています。日常業務がどれだけ忙しくても、利用者さんの声を聴き、意思を尊重出来る事を大事にしています。繰り返しますが当然の事ですが。
Q.「最後に一言お願いします。」
A.人生の中で障がいを持った方々と関わる事を経験した事のない方も大勢いるかと思います。「障がい」という言葉に抵抗を持つ方もいるかと思います。しかし、苦手な事柄がある事や人とのコミュニケーションをなかなか上手に取れない等は、実際誰にでも、当然私達にもある事。私達はこれらを行う為に色々な事を考えて実行に移す事が出来ているかもしれません。障がいをもった方々は、ただその手立て等を考える事が難しいだけで、そのサポートをすればなんら変わりなく生活する事が出来るのです。制度等が変わっても私達が出来る事、すべき事に変わりはないと思います。1人の人間として利用者さんと共に生活し学んでいく、自分を成長させるこの仕事に少しでも興味を示してもらえたら嬉しく感じます。